メトロイド・ドレッド【評価・感想】

2022-12-12 12:54:00

 【はじめに】

「メトロイド」シリーズの久々の完全新作となった本作、リメイクやほかのジャンルの作品を除けば実に19年ぶり!だとか。いまや探索型の2Dアクションといえばインディー界隈を中心に数多くのタイトルが生み出され、”メトロイドヴァニア”というジャンル名もすっかり定着した感があります。そんな中、本家本元の「メトロイド」がいったい何をお出してきたのか、注目せずにはいられない。結論伝えると『ドレッド』は間違いなく”オモロイド”です。やはり、質の高さは予想どおり、だって任天堂だぜ? それよりも作品を特徴をつける要素がどんなものかが注目のポイントといえるでしょう。 『ドレッド』 を『ドレッド』にする要素とは何か。公式ではタイトルどおり「恐怖」が押されていますが果たしてどのような味付けになっているのか、見ていきましょう。

■これがメトロイドだ!

本作は探索型2Dアクションです。ジャンプとショットをベースとした横スクロールのアクションで右へ左へ行ったりして広いマップを探索していくタイプのゲームですね。ゲームを進めることで能力が増えていき、行ける場所が増えていくといういつものやつ。ボムで壁や物を破壊できるようになったり多段ジャンプで飛び越せるようになったり、というやつです。

■探索へ

探索するマップは前回より広くなっている印象です。また、各エリアをしらみ潰しに探索していくのではなく、複数のエリアを跨ぐような進行ルートになっているのも特徴だ。横断するよう際にいろいろ巡ることで”探索してる感”も増しますし、そのとき所持している能力によって同じ場所でも印象が変わるようになっているわけです。

■スーパーサムス

サムスさんはかなり軽快に動けます。ジャンプはゆっくりじゃないし、しっかり走れる。全体的にレスポンスがよいのでスピード感も増したように感じますね。敵の攻撃にカウンターで合わせれば大ダメージを奪える「メレーカウンター」はダッシュ中にも出せるので敵を倒しながら駆け抜けるようなプレイだって可能。なかなかうまくはいきませんが決まれば爽快です。

■まとめ

探索型2Dアクションゲームとして高品質かつ独自要素もしっかり入ってて素晴らしい仕上がりでありました。
やってることは「2Dアクション鬼ごっこ」です。緊張と解放が交互に訪れるホラーゲームっぽい文法がうまく2Dアクションに取り込まれているなという印象でした。だが、難易度は高く、特に最後のボス戦はかなり厳しい戦いが待っているため、相応の覚悟は必要かと。